メールマガジン「ベトナム株情報」　
VOL.206
2012.12.11

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CONTENTS

01. ホーチミン市証券、「ベトナム最優秀証券会社賞」を受賞
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
     特集（2012年12月03日～2012年12月09日）
03. 噂のうわさ話
   　アジアコマーシャル銀行[ACB]
04. サイゴン・街角風景　　
　「ベトナムのクリスマスvol.1」
　　
01.   ホーチミン市証券、「ベトナム最優秀証券会社賞」を受賞

   ホーチミン市証券[HCM]はアジアマネー誌から「ベトナム最優秀証券会社賞」を
受賞した。3日付ダウトゥチュンコアン誌が報じた。
   また、HCMのアナリストグループは「ベトナム最優秀アナリストトップ3」に
ランクインした。
   これに先立ち、6月にファイナンスアジア誌から「ベトナム最優秀ブローカー賞」を、
11月にはアセット誌からも「ベトナム最優秀ブローカー賞」を受賞した。
なお、HCMの年初11か月の業績は以下の通り。

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02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
（2012年12月03日～2012年12月09日）

このコーナーでは、前週のベトナム株情報（www.viet-kabu.com）の
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 ベトコムバンク、2012年の税引前利益5兆7000億ドンの見通し
[2012/12/04 18:09 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/121204052405.html

国営銀行ながらも高い効率性で知られるベトコムバンク[VCB]の
グエン・ホア・ビン会長は、VCBの2012年税引前利益が
5兆7000億ドン(約225億円)になる見通しと発表した。
3日付カフェエフが報じた。

2012年初め、みずほコーポレート銀行が
海外戦略的パートナーになったことで同行から
12兆ドン(約474億円)の出資を受けた。
これにより、自己資本比率(CAR)が大きく改善されたが、
景気低迷で貸付金残高は伸び悩んでいるという。

VCBの2012年9月末時点における不良債権比率は3.2％
と他行を大きく上回っている。

それについてビン会長は、「当行は不良債権分類を
国際債権分類基準に近い方法で行っており、貸倒引当金の繰り入れも
厳格に行っている」とコメントした。

因みに、年初から現在までVCBは
約2兆3000億ドン(約90億9100万円)の貸倒引当金繰入額を
計上した。

なお、不良債権に関するベトナム基準は2種類あり、
債権分類、貸倒れ引当金、債権償却処理を
定める中央銀行決定第493号/2005/QD‐NHNNの第6条、
第7条のどちらかの条項の規定に基づいて銀行の債権分類が実施されている。
国際債権分類基準に近い第7条に基づいて債権分類を
実施する場合の不良債権比率は第6条に基づいた不良債権比率より高くなるが、
VCBでは第7条に基づいて債権分類及び貸倒引当金計上を行っている。

2 位 サイゴン証券、年初9か月の税引後利益は3011億ドン(約12億円)(連結)
[2012/12/07 17:43 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/121207040843.html

サイゴン証券[SSI]は2012年第3四半期及び年初9か月の業績(連結)を
公表した。詳細は以下の通り。HSXが報じた。

科目	2012年第3四半期		前年同期比増減率	2012年年初9か月		前年同期比増減率
	ドン	円		ドン	円
営業収益	1811億	7億2200万	▲13.3%	5764億	22億9600万	▲16.0%
証券業務の費用	1300億	5億1800万	+11.4%	3337億	13億3000万	▲45.5%
売上総利益	511億	2億0400万	▲44.6%	2426億	9億6700万	+229.0%
一般管理費	82億9100万	3300万	+315.5%	132億	5300万	+1.0%
営業利益	429億	1億7100万	▲52.5%	2294億	9億1400万	+278.3%
税引後利益	465億	1億8500万	▲44.5%	3011億	12億	-

3 位 オープンエンド型ファンドに変更への動き－今月はベトナムアクティブ投資ファンドが
[2012/12/05 18:36 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/121205051124.html

11月中旬に閉鎖を発表したサイゴン証券[SSI]傘下のSSIファンド運用会社(SSIAM)が
運用するSSIビジョンファンド(SSIVF)に次いで、ベトナム・ファンド・マネージメント(VFM)が
運用するベトナムアクティブ投資ファンド[VFMVFA]も5日、
ホーチミン証券取引所(HSX)への上場を取り消し、オープンエンド型ファンドに
変更する計画を明らかにした。5日付ベトストックが報じた。

5日に開催されたファンドの株主総会においてオープンエンド型への変更が
圧倒的賛成多数 (93.7％)で承認された。変更計画によると、同ファンドは
2013年3月8日まで上場を継続し、その後は上場廃止となる。
また上場廃止から1か月後の4月12日迄にオープンエンド型ファンドへの変更が
完了する予定である。

同ファンドの現時点における投資ポートフォリオの構成は現金が69％、株式が
31％を占めており、全て流動性の高い優良株式で構成されていることから、
約4～5営業日で現金化することが出来る見通し。オープンエンド型ファンドへの改組が
完了されるまではファンド資産の全てを現金で保有する予定。

なお、ベトナムでは最近まではオープンエンド型ファンドの設立が
認められていなかったため、これまで設立された投資ファンドの全ては
ファンド設定会社の買取が認められないクローズエンド型ファンドであった。

しかし、株式市場低迷の長期化を受けて、クローズドエンドファンドの取引基準価格が
投資純資産(NAV)ベースでの基準価格を大きく下回る状況が続いており、
ファンド株主らからファンド閉鎖を求める声が挙がっている。こうした中で、
多くのファンドはクローズエンド型ファンドからオープンエンド型ファンドに変更し、
ファンド株主からファンド証券買取を行うことで存続する道を模索している模様である。

(2012年12月11日発行ベトナム株通信第1835号)
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　営業規模を拡大するため、多くの職員を雇用したが、
開設予定の16か所の支店は営業許可書を取得出来ないため、
現在試用期間中の職員と正式な雇用契約を締結出来ず、試用期間終了後は
解雇すると聞いている。

ACBの年初9か月の税引後利益は前年同期比▲41.5%減の
1兆0869億ドン(42億9600万円)となり、業績は低迷している。
ACBの現状を踏まえて、ベトナム国家銀行(中央銀行)は、
これ以上支店開設の必要はないとして新支店の開設認可を
下さなかった訳である。

これに先立ち、ACBのチャン・フン・フイ会長は12月中に臨時株主総会を開催し、
2012年度の現金配当（額面比10％）などについて討議する予定を明らかにした。

ACBが大幅減益にもかかわらず高い現金配当を発表するのは、
下記のように大手商業銀行が次々と高い現金配当を発表したことが
背景にある。

＋軍隊商業銀行(MBB)：既に額面比10％の現金配当を支払った。
配当利回りは8％になっている。
＋ベトコムバンク：額面比12％の現金配当を約束している。配当利回りは5.2％。
＋エクシムバンク(EIB)：額面比14～15％の現金配当を約束している。配当利回りは10％。

しかし正直なところ、ACBの財務諸表を確認してみれば、ACBは10％もの現金配当を
行えるだけの原資を確保していないということが分かる。

それに、2012年の株主資本利益率(ROE)は6.9％の見通しで、
これを見ても額面比10％の現金配当を行えるとは考えにくい。

ACBのチャン・フン・フイ会長によると、ACB系列企業がエクシムバンク(EIB)及び
キエンロン商業株式銀行(KLB)における保有株式を4兆5000億ドン(約179億円)で
売却したという。こうした情報から、金融投資から撤退し構造改革に
注力しようというACBの意気込みが感じられる。

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04.サイゴン・街角風景

毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「ベトナムのクリスマスvol.1」です。

もうすぐクリスマスですね。
一年中暑いここベトナムでもクリスマスはやってきます。

街にはイルミネーションが色づき、デパートには
クリスマスツリーが置かれ・・・。

我が家にもクリスマスツリーがやってきました。

貧相とは言わせません！

ちゃんとイルミネーション付きです！

ちなみにベトナムではクリスマスが終わったあとも
街中にはしばらくクリスマスツリーが残っています・・・。
ベトナムらしい・・・のか？

（photo by matkinh）

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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

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	金額	前年同期比	年間計画
営業収支	5200億ドン(約20億800万円)	+22%	N/A
税引前利益	2950億ドン(約11億3900万円)	N/A	102%